相続手続きガイド
相続時の公共料金・ライフライン解約・名義変更完全ガイド
相続時の電気・ガス・水道・NHK・ネットの連絡手順と口座凍結対策
故人の公共料金やライフラインの手続きは、手元に検針票やお客様番号を用意すれば原則電話やWebで完了します。家財整理のための利用期限を見極め、銀行口座の凍結による引き落とし不能トラブルを防ぐことがポイントです。同居家族が住み続ける場合は解約ではなく名義変更(承継)を選びましょう。
この記事に登場するメンバー



親が亡くなってから公共料金やネットの契約手続きが山積みで……何から手を付ければいいのか分からないの。

大変な時期だね、直子さん。でも大丈夫!まずは検針票や領収書を集めることから始めれば、順番にサクサク片付けられるよ!
■ 1.STEP 1:まずは手元に揃えるもの(事前準備)
【結論】各社への連絡前に「お客様番号」が載った検針票や請求書を手元に一括回収することで、確認の手間を削減できます。
連絡時に以下の情報を手元へ置いておくと、聞き直しや確認作業がなくなり一発で手続きが完了します。
- 故人の情報: 氏名、生年月日、住所、電話番号
- 契約情報(最重要): 「検針票」「請求書」「領収書」のいずれか(お客様番号や契約者番号が記載されているもの)
- 解約者の情報: 届出人(あなた)の氏名、連絡先、故人との続柄
- 口座・カード情報: 精算分(日割り等)の引き落とし口座、または返金用の口座情報
- 書類(必要な会社のみ): 死亡診断書のコピーまたは除籍謄本、手続きする方の本人確認書類
■ 2.STEP 2:契約別の手続き方法と必要書類
【結論】基本ライフラインは電話やWebで完結しますが、NHKやネット回線は書面・機器返却・死亡証明が必要になるケースがあります。
| サービス種別 | 手続き手順・連絡先 | 主な必要書類 | 注意事項・アドバイス |
|---|---|---|---|
| 電気・ガス | 電話またはWeb (各電力・ガス会社へ連絡) |
なし(基本不要) ※お客様番号で確認 |
空き家の片付けや清掃で使う場合は、「解約日(最終利用日)」を少し先に設定してください。 |
| 水道 | 電話またはWeb (自治体の水道局へ連絡) |
なし(基本不要) | ブレーカー同様、掃除等で水を使う予定がある場合は最終利用日を指定してください。 |
| NHK | 電話(フリーダイヤル) 0120-222-000 |
死亡診断書のコピーまたは除籍謄本 | 電話受付のみ(Web不可)。郵送される解約届に書類を同封して返送。前払い分の返金が発生する場合があります。 |
| ネット・固定電話 | 電話・店舗・Web (プロバイダ・キャリアへ連絡) |
死亡の事実が分かる書類 (除籍謄本・死亡診断書等) |
モデムやルーター等の返却が必要です。解約前に故人のPCやスマホのデータバックアップを済ませてください。 |

実家の遺品整理や掃除をしたいんだけど、すぐに電気や水道を止めちゃうと困るよね?

その通り!連絡する時に「最終利用日」を片付けが終わる日程に設定しておけば、安心して掃除ができるワン!
■ 3.STEP 3:手続きを進める順番とコツ
【結論】「書類の集約」→「即日受付サービスの処理」→「口座凍結対策」の順に進めるのが最もスムーズです。
- 「請求書・検針票」を1箇所に集める
まずは故人の家にある紙の請求書や領収書を一括で回収します。お客様番号が分かれば手続きの9割はスムーズに終わります。 - 「電気・ガス・水道・NHK」を同日にまとめて電話/Web連絡
これらは書面のやり取りが少ない(または電話・Webで即日受付)ため、午前中などに一気に片付けると気持ちが楽になります。 - 銀行口座の凍結タイミングに注意する
銀行に死亡の連絡をすると口座が凍結され、公共料金の引き落としができなくなります。最後の精算(日割り分等)を「振込用紙での支払いに切り替える」か「解約手続きと同時に精算する」かを各会社に伝えておくとトラブルを防げます。
※同居家族が住み続ける場合の注意点
同居家族が引き続きその家に住む場合は、「解約」ではなく「名義変更(承継)」の手続きとなります。連絡時に「名義人が死亡したため名義変更したい」とお伝えください。
■ まとめ
公共料金やライフラインの手続きは、まず手元の請求書や検針票を集めてお客様番号を確認することから始まります。解約日の設定と口座凍結後の精算方法さえ意識しておけば、大きなトラブルはありません。一度にすべてをやろうとせず、できるところから落ち着いて進めていきましょう。

雑務が多くて大変な時期だけど、無理せず一つずつ進めていこうね!